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コンビニのワイン
- 2018.07.04
どんなワインも熟成するのか?
先日、お客様の質問で
「ワインって何年も置いておくと美味しくなるの?」
と聞かれました。
詳しく聞くと、
コンビニやスーパーで売っているチリワインでした。
「2年ぐらいしか持たない。」と
お答えしました。
そのようなワインはそもそも
熟成される事を想定して
作ってない早飲みワインです。
長期熟成に耐えられるワインはすごく丁寧に作られ、
輸送環境にすごく配慮している輸入元の扱う物しかないと思います。
24年経っても美味しい!
昨日、1994年の赤ワインを提供させていただきましたが
24年の歳月で角が取れた繊細な味わいになっていました。
なぜ24年も経っているのに美味しく飲めるのでしょうか?
まず、ワインの作りがしっかりしている事が第一条件です。
しかしどんなに良いワインで新しくても数年で
ダメになってしまう事があります。
それは輸送環境によるものです。
ボジョレーヌーヴォーなどを除くと
通常、船便でワインは輸入されます。
約一ヶ月ぐらいの船旅でしょうか。
その間、赤道を通過するなど
ワインにとってとても過酷な環境です。
外部環境からワインを守るためにちゃんとした輸入元は
「リーファーコンテナ」という定温コンテナで運びます。
定温コンテナは運賃が高いです。
利益重視の大手の輸入元の何社かは
リーファコンテナを使いません。
なのでワインがダメージを負っていて
長期熟成できなかったり、
最悪、すでにダメになってる場合も多々あります。
また、そういうダメな輸入元のワインは
コンビニやスーパーによく並んでいます。
輸送ですでにダメージを負っているのに更に
温度管理されないまま野ざらしで陳列されます。
よく「ワインって美味しくないよね〜」と
言っている人に聞いてみるとそのような店で買っています。
非常に嘆かわしいです(涙)
当店のアルバイトの川島さんは
「レガーメで働き始めて初めてワインって美味しい!と思いました。」
と言っています。
ぜひレガーメで本物のワインの味を
堪能していただきたいと思います。
ご希望の方はコッソリと
ダメな輸入元をお教えいたしますので
来店時に私にお声掛けください。