レガーメ神楽坂

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    飯田橋駅B3出口 徒歩2分
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  • 火曜~金曜 18:00 - 24:00
  • 土日祝日
    Lunch 11:30 - 15:30
    Dinner 17:30 - 23:00
  • 月曜 定休日(月曜が祝日の場合、翌火曜休)
  • 東京都新宿区神楽坂3-6-15
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BLOG

グラスの形状と味わいの関係

  • 2019.04.16

グラスの形には意味がある

 

レガーメではワイングラスの種類は

6種類ご用意しています。

 

 

その中からワインに合った物をチョイスして

提供させていただいています。

 

なぜグラスを分けているのかというと

グラスの及ぼす影響はかなり強いからです。

 

同じワインでもグラスを変えただけで

全く違う味に感じてしまう事も多々あります。

 

赤と白の大きさの違い

 

まず赤用と白用では大きさが白の方が小さいです。

 

これは白ワインの方が温度変化による

味わいの影響が大きいので

あまり沢山のワインが入らないようにするためです。

 

大小でもう1つ言うなら

大ぶりなグラスは高級ワイン向けです。

 

大きいグラスは複雑な構成のワインをほどいてくれる

又は際立たせてくれるので、

ある程度しっかりしていてバランスに優れたワイン向きです。

 

安価なワインを大きいグラスで飲むと

味わいが単調に感じてしまい

あまり美味しく感じられない場合もあります。

 

舌の味覚地図

 

そしてこれが一番大事なのですが

舌のどの部分にワインが触れるのかを

コントロールする事です。

 

人間の舌は酸味や甘味など特定の味覚を

感じやすい場所があるのですが

 

その場所にワインが流れ込むor触れないようにして

そのワインのポテンシャルを最大限に

引き出す必要があります。

 

酸味にフォーカスして話すと

舌の根元の両側付近が酸味を敏感に

感じる場所です。

 

 

白ワインを例に取りますと

酸味の際立ったスッキリしたワインは

飲み口がすぼまった小ぶりの物を使います。

 

なぜかというと口をすぼめて飲む事になり、

グラスをかなり傾けないと飲めないので

勢いよく喉奥にワインが流れ込むので

舌の両側にワインが触れにくくなります。

 

なので強い酸味をあまり感じずに飲む事ができます。

 

 

対してコッテリとして酸味の穏やかな芳醇な白ワインは

飲み口の広い大ぶりなグラスを使います。

 

この場合、少しグラスを傾けるとワインが流れ込み

口を横に広げて飲む事になるので

舌の両側にワインがよく流れ込みます。

 

なのでよく酸味を感じるように飲めます。

 

これを逆のグラスで飲んでしまうと

そのワインの良さが活かしきれません。

 

酸味の強いワインを飲み口広いもので飲むと

酸味を感じすぎて酸っぱすぎて厳しいですし

 

コッテリワインを飲み口狭いもので飲むと

酸味をあまり感じず果実の甘みが際立ちすぎて

締まりのない、だれた印象になってしまいます。

 

グラスの価格

 

「リーデル」などの高級ワイングラスメーカーは

このような人間の行動原理などをかなり細かく研究していて

ブドウ品種ごとに専用グラスがあるぐらいこだわっています。

 

ただ高級ワイングラスはかなり高いです。

一脚数万円するものもあります。

 

ではグラスの値段で味が変わるのかというと

ハッキリ言ってしまうと変わります。

というか全然違います。

 

厚みがあるグラスよりも薄い物の方が

より温度や質をダイレクトに感じることができるので

美味しく飲めます。

 

ただし薄いクリスタルガラスはとても高価です。

 

 

ただ高価といってもカットが沢山入っていたり

色付きの物などはあまりオススメしません。

ワインの状態を見るには無色透明の物が好ましいです。

 

ワインの状態や色を見るのに

過度の装飾は邪魔になってしまうからです。

 

香りを楽しめるグラス

 

もう一点グラス選びで心がけたいのは

ワインの入っていない部分のスペースを

充分確保できる大きさの物を選ぶ事です。

 

ワインは香りを楽しむ飲み物です。

ワインの入っていないスペースに香りが充満するので

そのワインを本当に楽しむ事ができます。

 

グラスに満ち満ちにワインが入っている状態ですと

香りを感じる事が出来ないので

魅力が半減してしまいます。

 

リーズナブルな店などでよく見かける

「こぼれスパークリング」は表面張力ギリギリまで

入れているので、量こそ多いですが

香りが感じられないので良くありません。

 

あれを見ると「ワインに対して愛を感じられない。」と

とても悲しい気分になってしまいます。

 

 

またホストクラブなどでシャンパンタワーに使われる

「クープグラス」というものは

平べったく大きく開放した形状なので

香りがほとんど感じられずワインには不向きです。

 

まぁシャンパンタワーは注ぐだけで

飲む訳ではないらしいので

あまり関係ないのでしょうね。

 

ただ高価なワインですのでこちらも

とても残念に思ってしまいます。

 

 

スパークリングワインのグラスとしては

長細いグラスをよく見かけます。

 

これは泡が立ち上るのがよく見えるからなのですが

香りや味わいを重視する店は

口がすぼまってふくらみのあるグラスを使用しています。

 

 

レガーメで使っているのはこのグラスです。

底が細くなっていて泡立ちが綺麗に見えるのと

しっかりふくらみがあるので香りを逃しません。

 

レストランでワインを飲む際はぜひ

グラスにも注目してみてください。

 

その店のワインに対する愛情が

よくあらわれていると思いますよ。

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