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トリュフやポルチーニ茸に合うワインとは?
- 2019.10.03
秋の味覚の王様
秋の味覚と聞いて思い浮かべる食材は色々あると思いますが
その中に「キノコ」があると思います。
キノコの中でも特に高価で、独特の個性があり
名前を聞いただけでウットリしてしまう物、
「トリュフ」と「ポルチーニ茸」
この2つのキノコに合うワインをご紹介したいと思います。
マリアージュのヒント
まず考え方として香りの共通項を探る事がヒントになります。
さきのキノコの大きな特徴は「枯れた香り」にあります。
秋の紅葉を思わせるような、、、土の香りのような、、、
枯葉のような、、、時が経ったようなイメージです。
それをワインに当てはめると1つの可能性が浮かび上がります。
古いワインです。
熟成したワインと言った方が良いですね。
ワインは出来立ては果実味が強く、イキイキとして
酒質が強い傾向にあります。
これが時間が経つにつれて果実味が控えめになり
落ち着いてきて熟成味を帯びてきます。
そうするとキノコや枯葉のような香りが
顔をのぞかせてきます。
酒質も落ち着いて穏やかになっていきます。
そうするとトリュフやポルチーニ茸との相性が
抜群となります。
例えばシンプルにポルチーニのリゾットに合わせるなら
熟成した白ワインが合うと思います。
また牛ヒレ肉にトリュフをかけたステーキならば
熟成した赤ワインが相性良しです。
ただ注意が必要なのが
熟成したワインは高額な場合が多いことです。
長期の熟成に耐えられるワインは
ポテンシャルが高くなければなりません。
安価なワインだとピークが過ぎて
美味しく飲めなくなってしまう場合があります。
また長期に保管するという事は保管費用も
値段にのってきます。
なので高額にならざるを得ないのです。
神楽坂イタリアンではこの秋限定で
「トリュフとポルチーニ茸のカルボナーラ」
を提供させていただいています。
2つの高級キノコをダブルで使った超ゼイタクなメニューです。
これに合うワインもご用意しました。
「〜モンキエロカルボーネ〜スル 2005」です。
ピエモンテ州のネッビオーロというブドウで作られた赤ワインです。
熟成によるキノコの香り、穏やかな酸、丸くこなれたタンニン、
大ぶりのグラスでじっくりと味わいたい逸品です。
実は生産者の方が神楽坂イタリアンに来てくださった事があります。
私がイタリアワインを好きになるキッカケになった
とても思い入れのある生産者です。
秋の夜長にぜひマリアージュを楽しみにご来店ください。
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