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私が世界一好きなワイン銘柄
- 2020.01.10
最も好きなワインとは?
世界には何十万種類ものワインがあると言われています。
当然すべてのワインを飲んだわけではないのですが
私が今まで沢山ワインを飲んできて
最も美味しいと思ったワインがあります。
レ・マッキオーレというワイナリーが作る
「パレオロッソ」というワインです。
このワインについて掘り下げていきたいと思います。
ワインにハマるきっかけ
元々私は下戸でして
ほとんどお酒を飲む事ができませんでした。
ですが独立開業するにはワインの知識が必要だと思い
かなり無理をしてワインを飲んでいました。
そんな中で出会ったがパレオロッソだったのです。
初めて飲んだとき雷で全身を貫かれたような
感覚に陥りました。
「美味すぎる!なんだこの液体は!?」
始めて赤ワインを美味しいと思った瞬間でした。
それからというものドンドンとワインにのめり込み
いつしか立派な酒飲みになってました(笑)
私は今の店を開店する際に
「パレオロッソを売るために店を出そう!」
と決意してこの店を出店しました。
私にとって世界一のワインがパレオロッソなのです。
使われているブドウは?
ではどういったワインなのかというと
カベルネフランというブドウが100%で作られています。
カベルネフランは一般的に酸が強く軽快で
とても青臭い特徴を持っています。
ボルドー地方の赤ワインに補助品種として
少量ブレンドされていたりします。
フランスのロワール地方でよく栽培されていますが
お世辞にも美味しいと言えるワインではないように思います。
例えばシノンというロワール地方のワインですが
軽くて酸っぱくてシシトウやピーマンのような野菜の香りがして
私はとてもではないですが好きになれません。
ですが最適な土壌でしっかりと手間をかければ
最高の赤ワインを生産できる能力があります。
高品質なワインを求めて、、、
レ・マッキオーレは最初はパレオロッソに
カベルネソーヴィニョンとカベルネフラン使用していましたが
徐々にカベルネフランの比率を上げていき
現在ではカベルネフラン100%となっています。
このパレオロッソにはストーリーがありまして
カベルネフランだけでワインを作る事を長年目指したオーナーが
ようやく100%で醸造する事が出来たのが2001年でした。
ですが翌年の2002年にオーナーが40歳で急逝してしまいました。
ワインはまだ熟成中ですのでオーナー自身は
完成品を飲む事ができなかったのです。
オーナーの死後沢山のワイナリーから破格の条件で
畑の買収のオファーがあったのですが
それをすべて断り奥様がオーナーとして運営していく事になりました。
亡き夫の意思を継ぎ精進した結果、
2009年にはイタリアベストワイナリーに選ばれるなど
輝かしい評価を受けています。
現在ではパレオロッソはとても人気があるため
入手が困難になってきています。
当店では複数年のパレオロッソを取り揃えています。
ぜひ特別な日にでもお飲みになっていただきたいと思います。
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