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BLOG

熟成に耐えるワインの選び方

  • 2020.03.12

娘のためのワイン

 

先日、この春中学生になる娘に

「私のワインってどんなワインなの?」と質問されました。

 

これはどういう事かというと

娘が成人した時に一緒に飲むための生まれ年のワインを

自宅のワインセラーに保管しているのです。

 

あまり詳しく言っても理解できないと思うので

「高価な赤ワインだよ。」とだけ伝えておきました。

 

成人するまでという事は

作られてから最低20年美味しく飲めるものでないといけません。

 

ここでは長い期間熟成に耐えられるワインの選び方について

書いていきたいと思います。

 

熟成向きのワイン

 

まず白ワインですが20年もつとなると

かなり高額な物を選ぶことになります。

かなりポテンシャルの高いワインでないと

美味しく飲むことは難しいと思われます。

 

白ワインは古くなると酸化のニュアンスが出てきて

シェリー酒のようなひねた風味が出てきます。

 

そのようなワインが好きな方でしたら良いですが

クセが強く中々受け入れられる人は少ないと思います。

ちなみに私は苦手です、、、。

 

なので赤ワインをオススメしたいと思います。

 

長熟のワインを選ぶポイントは2つ。

「酸」と「渋味」です。

 

良くできたブドウほどこの2点が突出しています。

良い年のワインは若いうちは酸っぱくてとても渋く

飲みづらい事この上ないです。(例外もありますが)

 

長い年月を経て酸味が穏やかになり

渋みも丸くワインに溶け込んでいきます。

 

長熟型の赤ワインが完璧な熟成を遂げると

若いうちでは感じられなかった複雑な香りや

まろやかな口当たりを楽しむ事ができます。

 

フランスならボルドー地方の物、

イタリアならピエモンテ州のバローロや

トスカーナ州のブルネッロディモンタルチーノなんか良いかもしれません。

 

熟成ワインを飲む際の注意点

 

飲用の際は数日前にボトルを立てておいてオリを沈めてから

そっとワインをグラスに注いで飲むことをお勧めいたします。

 

長い熟成の間、渋み成分が結晶化してオリとなって沈みます。

オリはとても渋く、ザラザラして味わいを損ねるので

グラスに入らないように、またボトルを揺らしてオリが舞わないように

注意してお召し上がりください。

 

デカンタージュも有効です。

デキャンタにワインの上澄みを移してオリを取り除きます。

 

デキャンタに移す際に気をつけて欲しいのは

そっとゆっくり移すことです。

 

デキャンタは多くの空気に触れます。

若いワインの場合は勢いよく移して

グルグル回して空気に触れさせることにより

円やかにする効果があります。

 

熟成ワインの場合はそれをやってしまうと

酸化が促進されて一気に歳をとってしまい

ダメになってしまう事もあります。

 

なのでデカンタージュはゆっくりと行い、

グラスに入れてからもあまり派手にスワリング(グラスを回す動作)は

しないようにした方が良いです。

 

保管方法

 

保管はワインセラーが良いです。

陽が当たらなく適度な湿度があり振動が少なく

温度が15度前後と言うとワインセラーが最適です。

 

最近ではワイン貯蔵用の省スペースを

トランクルームが貸しているのでそれを利用するのも良いですね。

 

一般に冷蔵庫の野菜室に新聞紙にくるんで保存するという方法を聞きますが

それは短期での保存であり、長期保存にはまったく不向きです。

 

冷蔵庫は開け閉めが多いので温度変化が激しく

モーターの振動もあるのでやめておいた方がよいでしょう。

 

私のように子供の生まれ年のワインを熟成させて飲む場合は

新しいうちに買っておいた方が安く買えますが

熟成のスペースなどを考えると最初から熟成済みのワインを買うのも

良いかもしれません。

 

ただし20年も経つとそもそもその年のワインがなかったり

あってもとても高価だったりしますので御注意を。

お金に糸目をつけなければ見つかるとは思いますが。

 

ちなみに私は3本保管しています。

「パレオロッソ」「ウゴライア」「エリオアルターレ バローロ」の

2007年の物です。

いずれも長熟型の素晴らしい赤ワインです。

 

あと7年、早く来て欲しくもあり、来て欲しくない気持ちもあり

複雑な心境ではありますが着実に熟成が進んでいます。

娘をもつ男親の葛藤というやつです。

 

あなたもワインに思いを乗せてみませんか?

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