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安っぽいイメージ?
- 2018.06.28
すごく万能なキャップ
スクリューキャップについてお話ししたいと思います。
「スクリューキャップがすごい5つの理由」
ワインは通常、コルクで栓がしてあります。
これをソムリエナイフ等で抜いて
ワインを飲むわけなんですが
ペットボトルのようにひねって
開けられるタイプがスクリューキャップです。
スクリューキャップのワインって
どんなイメージをお持ちでしょう?
何か安っぽいなぁ。とか
コルクをスマートに開ける方がかっこいい!とか
思っているのではないでしょうか。
これはあなただけではなく
プロのソムリエもそう思っている人が多いです。
でもスクリューキャップの利点ってすごいんです。
1、開けるのが楽。
これは言うまでもないですね。
ひねってすぐに飲めます。
2、ブショネがない。
別名コルク臭と言われる約8%の確率で
起こるトラブルがないです。
かび臭いワインが出ないということです。
3、ワインセラーがいらない。
ワインセラーの大きな役割は2つあります。
一つは湿度管理。
もう一つは温度管理です。
コルクが乾燥すると縮んで隙間ができて
ワインが空気に触れてダメになってしまいます。
それを防ぐために湿度を保っているのですが
スクリューキャップだとその必要はありません。
温度管理もコルクのワインほど
シビアにならなくても大丈夫です。
涼しい所に置いておく程度でOKです。
4、フレッシュな状態が長く続く。
密閉性にとても優れているので
ワインの寿命がとても長いです。
ある生産者は
「私のワインのミネラル感を維持するには
スクリューキャップが不可欠だ!」として
コルクから切り替えています。
熟成しないという人もいますが大丈夫。
ちゃんと熟成します。
5、森林保護できる。
コルクの製造にかなりの
森林伐採が行われます。
それをゼロにできるのです!
しかし欠点もございます。
スクリューキャップのデメリット
1、キャップ部分をぶつける等した場合に
へこんだところから空気が
入り込んでしまう場合があります。
2、スクリューキャップの導入には
多額の設備投資が必要なために
小規模な生産者は中々手が出ないです。
ただワインにとっては良い事ばかりなので
ぜひドンドン普及してくれれば良いと思います。
もしスクリューキャップを否定している
ソムリエを飲食店で見かけたら・・・
そのソムリエは格好ばかり気にした
ワインの事を真剣に考えていない
なんちゃってソムリエですのでご用心!