夏場を乗り切るワインの選び方

• 2020.07.01

冷たいワインが飲みたい！

もう本格的に夏です。

キンキンに冷えたビールを身体が欲していると思います。

しかし当店はイタリアワインの店ですのでスパークリングワインや

白ワインを飲んでいただくと嬉しいです。

今日は夏場を乗り切るワイン選択について書いていこうと思います。

やっぱりスパークリング

スパークリングワインはやはりキンキンに冷やして飲みたいところです。

味わいは様々ありますが糖度によって呼び方が変わってきます。

ブリュットやエクストラブリュットなど色々ありますが

夏にはドザージュゼロが良いかもしれません。

ドザージュゼロとは糖分を添加していない極辛口のものをこう呼びます。

夏にはミネラル豊富で酸味がしっかりとしたキリッキリッに辛い物が

口内を爽やかにさせて良いと思います。

ただひとつ難点はドザージュゼロは糖分を添加しない分

ワインの味のごまかしが効かないため比較的出来の良いブドウを使うので

価格が高くなる傾向にあります。

お金に余裕のある方はぜひお試しになってみてください。

次は白ワインですね。

やはりスッキリ系ワインが夏には人気です。

これもミネラルと酸が豊富な物が良いですね。

多少軽めのワインをギンギンに冷やして飲むのが爽快です。

例えばヴェネト州のソアヴェ、アルトアディジェ州でよくみられる

ドイツ系品種のリースリングやケルナー、グリューナーフェルトリーナー

など良いかもしれません。

樽熟成したコッテリ白ワインは温度高めの方が真価を発揮するので

この時期はちょっとオーダーが少なめになりますね。

ロゼワインも最高です。

淡い風味のロゼを冷やして飲めばお肉にも魚にもいけるので

とっても便利です。

ただ、濃いロゼは赤ワインと同じ温度の方が美味しかったりするので

薄めの物が良いと思います。

夏向きの赤ワインとは？

「赤ワイン飲まないとワインを飲んだ気がしない！」という方は

ライトボディの赤ワインを冷やして飲むと良いでしょう。

例えばアルトアディジェ州のスキアーヴァ種、

ピエモンテ州のグリニョリーノ種などはライトな物が

多く生産されているのでおすすめです。

というのも濃くてタンニンがしっかりしている赤ワインは

冷やすと渋味が増幅されてとても飲みづらくなってしまうのです。

また香りもあまり感じられなく、せっかくの持ち味が活かせません。

これは白ワインにも言えることでコッテリした豊潤な香りは

冷やすと弱くなってしまいます。

ボジョレーヌーボーを軽く冷やして飲むのは

ライトでフレッシュ、香りも弱めなどで向いていると言えます。

酸が大事

いずれにしてもポイントは酸味に注目する事です。

酸が口内を引き締めてくれるのが暑い夏には心地よいのです。

ちょっと話はズレますが冷やし中華はしっかり酸が効いています。

冷製パスタを作るときもビネガーが欠かせません。

暑くなると自然と酸っぱい物を求めるように

人間はできているのかもしれません。

さぁこの夏をワインで涼しく乗り越えましょう！！