BLOG
コロナ太り解消アイテムはこれだ!
- 2020.07.31
お腹のたるみが気になる、、、。
政府の緊急事態宣言が解除されて2ヶ月ほど経ちました。
店をしばらく休業して全く動かなく、ジムも閉鎖されていたので
運動不足でかなり太りました。
筋肉量も落ちて胸板も薄くなりました。
多分、このような悩みの人は多いと思います。
現在の私はというと運動を再開したのも大きいですが
食生活に気をつけているので元に戻りつつあります。
やはり食事はとても大事だということを改めて実感しました。
健康に良いあか牛
私は自分の食生活に結構気を配っているのですが
お店で出す料理もかなり健康を意識した食材を使用しています。
特に気を使っているのは牛肉です。
当店は熊本県のあか牛を使用しています。
あか牛の中でも産山村のお肉を使っています。
懇意にしている農家さんの肉は流通量が極端に少なく
東京はもちろんのこと熊本でも中々食べる事ができない幻のあか牛なんです。
なぜこの農家さんのあか牛を使うのかというと
まず第一は美味しいことです。
肉の味がしっかりと感じられるんですね。
和牛というとすぐ思い浮かべるのは黒毛和牛(黒毛和種)なのではないでしょうか?
あか牛は褐毛和種という分類です。
和牛の98%は黒毛和牛なんです。
わずか2%の中に褐毛和種、日本短角種、無角和種、和牛間交雑種が
あるので、ほぼ黒毛が和牛肉の中心なんです。
黒毛和牛とあか牛の違い
黒毛和牛の特徴はなんと言っても脂の甘さです。
噛むと柔らかくジュワッとトロけて無くなってしまう、、、
テレビタレントが食レポで「噛まずに無くなった!」なんて
大騒ぎしてるのを見たことがあるかと思います。
でもあれって肉の味じゃないんですよね。
脂の味なんです。
裏を返せば赤身の部分の味が薄いとも言えます。
その点、あか牛は赤身の味がしっかりとしていて
噛み締めるたびに美味しい肉汁がほとばしり
肉を食べてる!と感じることができます。
そしてギトギトしていないので胃にもたれず
沢山食べることができます。
数年前に超有名な高級焼肉店で黒毛和牛を食べた時
肉の量が少なかったのですが、口の周りは脂だらけで
もたれて気分が悪くなってしまったことがありました。
やはり健康やダイエットのことを考えると
あか牛に利があることは間違い無いようです。
全ての赤身肉が美味しいわけではない
数年前から空前の赤身肉ブームが起こって
現在もそれが続いています。
私もレストランで赤身肉を食べる事ができることが多くなり
嬉しく思います。
ですが、、、残念に思うことも多々あります。
肉が硬いのです。
アゴが疲れるほど噛んでも噛みきれず
そっとティッシュに包んで捨てる、、、なんて事もあります。
赤身=硬いというイメージをお持ちの方も少なからずいらっしゃいます。
これは肉の質によるところが大きいです。
あか牛は赤身といえど目に見えないような細かい脂がさしていて
柔らかく噛み切れるのです。
あとは火入れの難しさもあります。
サーロインなどはさほど火入れは難しくありません。
適当に焼いてもそこそこ美味しく焼けてしまいます。
でも赤身部分であるモモやランプなどとなると
かなり神経を配りしっとりと焼き上げないとカチカチになってしまいます。
料理人の腕が悪いと美味しくならないのです。
牛肉を焼く時はかなり丁寧に時間をかけて焼いていきます。
表面を焼き固める時は強火ではなく中火の優しい火力で行い、
網を敷いたバットに移して肉が接地しない状態でオーブンで火入れします。
オーブンに入れっぱなしにはしません。
ある程度で出して寝かせ、再度オーブン、また出して寝かせ、、、
という作業を何回も繰り返して目標の温度まで上げていきます。
焼肉屋の肉のように薄くなく塊で焼くのでたっぷりの時間をかけて焼き
寝かせる時間も長いです。
なので前菜よりも先に肉を焼き出します。
肉を待つ間に前菜やパスタを楽しんでもらっています。
ぜひプロの焼き技を体験していただきたいと思います。
ちなみに扱っている部位はランプ、イチボ、ミスジ、ウワミスジ、
ウチモモ、ソトモモなどですが希少であるがため、
その時に仕入れられる部位をお出ししているので指定はできません。
いろいろな部位を来るたびに楽しめますのでぜひご来店いただければと思います。
あか牛を食べてコロナ太りを解消いたしましょう!!